ZUTTOのブログ

印判箸置き


印判染付けは、
骨董市や古道具屋さんに並べられている古いお皿で見ることがあります。


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江戸時代から続く手法で、銅版の転写技法で、印を捺すように絵柄を食器に手作業で転写していく事を
印判染付けと言います。

柄を一つ一つ手作業で転写していくことで出来上がる印判の技法。
一つ一つの色合い・深み・滲みが異なり味わい深い風合いが魅力です。


現代のお皿や湯飲みなどの食器に描かれる絵柄は、
印刷技術の進化により、機械によって
大量に生産されるプリントものが主流になっています。


同じ柄のものでも、柄のちょっとしたズレ、滲みがあり、
完全に同じものがない。
それが印判の魅力です。




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東屋の印判箸置きは、
グラフィックデザイナーとしても活躍する立花文穂さんのデザインによるもの。

ご実家が製本屋さんという、立花さんの作る作品は、
紙や文字、刷るということの中で表現されています。
「アナログで出来ないことが、デジタルで出来るわけがない」
以前に立花さんが、そう話していたことが印象的で、
この印判の箸置きを見てそれを思い出します。


全ての柄は、活版印刷の版の組み合わせで出来ているのも
立花さんのデザインならではです。




この箸置きのパッケージの白い箱の中央より
少しずれたところに、
版がモゾモゾ押してある様子も
心くすぐられてとても好きです。


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小さな箸置きに優しいぬくもりを感じるのは手作業だからのこと。


この箸置きには
日本のものづくりや道具の良さを再認識させてくれる
東屋のアイディアとアナログという面白さが詰まったものなのです。



投稿者: 日時: 2013年07月25日 18:37 |

 
 
 
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