ZUTTOのブログ

直して使い続けるということ



先日、素敵な方にお会いしました。
透き通るような肌の彼女は、
その雰囲気の通り繊細な手仕事の作家さんでした。


横尾香央留さん。
吉祥寺の横尾というカフェの娘さんで、お直し作家さん。

彼女の「お直し」は、ただほつれたり、綻びたものを
元のように戻すだけではありません。

使って行くうちに出来たそのほつれや
ついた染みを活かして、可愛いモチーフを作り上げます。

穴のあいてしまったニットからは
虫が頭を覗かせたり、お花の刺繍が施されたり、
ほつれた糸はフリンジに変身したりと
元の洋服やバッグに新しいモチーフがプラスされ、
素敵に甦ります。

もう使えないかな。そう思っていたものが新しいものへと変身させる
横尾さんのお直しは、「もの」への愛情が溢れています。


誰にでもできる身近なお直しは長く履いたジーパン。
私は、5年も6年も履き続けたジーパンに穴があいて
膝からスースー風が入ってきたりすると、
お直し屋さんにお願いして
当て布をしてジグザグ縫ってもらうようにしています。
なるべくラフに、なるべく不器用そうに、ざっくりと縫って下さいと
お願いして。

そうすると、弱っていた部分は前よりずっと丈夫になって
「安心して」と手元に戻ってきます。
直す箇所が多いとお値段は高くなりますが、
長く履き続けた風合いのように、新しいジーパンが育つには
また数年かかるのでお直しをお願いします。



クローゼットの中に眠っている
しばらく使わなくなった洋服やものには、
新しい活用やお直しの方法があるかもしれません。

こういうことが、ものが使い捨てられ、
消費され続ける生活や社会を
見つめ直すきっかけにもなったらいいと思います。



投稿者: 日時: 2012年02月10日 13:03 |

 
 
 
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