【Earth News】地球温暖化を喜ぶ島
地球温暖化も悪くない。
と、地球が暖かくなることを歓迎している島があります。
北極海と北大西洋の狭間にある世界最大の島、グリーンランドです。
グリーンランドは島の大部分が北極圏に含まれ、
全島の約80%以上が氷床と万年雪に覆われています。
人が住めるのは海岸部のみで、漁業とその加工業が主要産業。
そんなグリーンランドでは、温暖化により海水の温度が上昇したことで、漁業が大好況なのだそうです。
名産のカラスガレイの漁獲量が増え、20年前に姿を消したタラも姿を現すようになったとのこと。
また島の南部では、草の生えている期間が5年前と比べて6~8週間延び、
羊を育てるには好条件になりました。
そしてジャガイモの生産量も増加し、「グリーンランド産ポテト」が
スーパーマーケットで見られるようになったとか。
漁業ばかりに頼らずとも、他の産業も発展してきているようです。
氷が溶けたことによる恩恵は、漁業や農業だけでなく、
島民への電力供給にももたらされています。
川や湖の水量が増えたおかげで、水力発電所の建設計画も現実的になり、
これが実現すれば、今よりも安価で電力を提供できるようになるのだそうです。
現在、グリーンランドはデンマーク領で自治政府が統治しています。
温暖化による経済発展が軌道に乗れば、経済的な自立の目処も立ち、
独立へも一歩近づくのではといわれています。
けれども、地球全体としてみれば相変わらず地球温暖化は大きな問題です。
もしグリーンランドの氷床が全て融けてしまうと、
現在よりも7cmくらい海面が上昇するという計算もあります。
国連環境計画(UNEP)はこの夏に出した報告書で、
グリーンランドと南極の氷の状態に大きな懸念を示しました。
けれども当のグリーンランドにとっては悪いことではなく、
今のところ恩恵を受けているなんて皮肉な話です。
投稿者: 春山 日時: 2007年11月02日 11:21 | permalink | Trackbacks (0)
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