思い出の味のこと
こんばんは。ZUTTOの春山です。
先日、家に帰ってからひとりで卵焼きを焼いていました。
しょうゆやみりん、それに塩とお砂糖で味付けを試みたのですが、
どうしても思い出の味にはなりません。
何回やっても、あの味にはたどり着けない…そんな思い出の卵焼きの味があります。
私にとっての思い出の卵焼きは、祖父の作る卵焼きです。
適当なかんじに卵を溶いて、いろいろと調味料を加えてみて、
油と焦げ付きで真っ黒になったフライパンで作る卵焼き。
お勝手口の脇にある薄暗い台所に立って卵焼きを作る祖父の後ろから、
おなかをすかせて眺めていた思い出があります。
祖父の唯一といってもいい得意料理だったのが
真っ黒フライパンで作った卵焼きだったのです。
遊びに行くと必ず腕を振るってくれて、それとごはんがあれば幸せだった気がします。
その味を目指して作ってはみるものの、どこか薄っぺらな私の卵焼き。
夜中にキッチンで卵焼きと対峙して唸る私を見て、
「おじいちゃんの味には追いつけないよね」と言う母。
母はおそらく祖父の卵焼きファン、第一号なので。
もしかしたら、あの黒焦げになるまで使い続けられた、
油のにおいがするフライパンが、あの味付けの秘訣だったのかもしれません。
真っ黒になるまで祖父に愛用され、使い続けられたフライパンも
みんなから愛されて、作って作ってとせがまれた祖父の卵焼きも
なんとも幸せな思い出として、いまでも頻繁に思い出されます。
というわけで、追いつけないとは思いつつも、
「両口フライパン」を買って卵焼きに挑戦しようかなと思案中です。
投稿者: 春山 日時: 2007年09月28日 19:00 | permalink | Trackbacks (0)
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